One year

さくら猫の一年

野良猫・さくら猫の取り巻く環境は過酷です。春夏秋冬、自然に順応して生きていかなければなりません。

家猫と違い、一年中外にいるため、病気になっても自力で乗り越えなければなりません。

人間の都合で飼われ、捨てられた結果、野良猫・さくら猫たちは想像もしていなかった過酷な環境を『今も』生きているのです。

Spring

気温が暖かくなることで、ダニが繁殖しやすい時期です。耳ダニがいると猫はとても強い痒みを感じるので、耳を引っかき、そのせいでさらに熱く赤くなるという悪循環が生まれます。

Summer

気温が暑すぎる場合は、熱中症に注意が必要です。猫にはほとんど汗腺がなく、人のようにたくさん汗をかかないため、体温調節が苦手です。暑い夏の昼間は、木の多い公園などの木陰にじっとしていることが多く、夜になり気温が下がってくると動き出し、出歩きます。

Autumn

秋から冬へと気温が下がるにつれて、膀胱や尿道などに石ができ、おしっこに血液が混じったり、おしっこが出にくくなったりする尿石症という病気が増えてきます。これは、寒くなって運動量が減ったり、水を飲む量が減ることにより起こりやすくなります。

Winter

野良猫はたくましく生きているイメージがありますが、寒さに動じないわけではありません。複数の猫がお互いに体を丸めて、「猫団子」を行い過ごしています。お互いの熱をキープし冬を乗り越えます。

私たちに、できること

飼い主のいない猫(野良猫)はどこにでもいて、好きな人、気にしない人、迷惑に感じてる人等様々です。まずはお互いを理解し、尊重し、何ができるのか考えなければなりません。

私たちにできること を見るにゃ